完成度
完成度という言葉があります。
改良の余地が全くない仕上がりを、完成度が高い。
まだまだ改良の余地がある仕上がりを、完成度が低いといいます。
お子さまが「勉強をしたか、しないか」という二者択一には、完成度が考慮されていません。
本当に意味のある学習をするためには、
「勉強をしたか、しないか」ではなく、
「どのように勉強したか」
その完成度で考えなければなりません。
勉強しているわりに成績がよくないという場合、完成度を考える必要があります。
一問々々に思い入れを持って丁寧に勉強をするべきで、食い散らかすような完成度の低い勉強では、せっかくの努力がムダになってしまいます。
もし、完成度を考えずに早く終わらせる、あるいは速く終わらせることがよいことだと思っているなら、それは勉強して学力を身につけるという「目的」から大きく外れていることになります。
勉強する「目的」は学力を身につけることで、問題を解くという行動はそれをなし得るための「手段」です。
問題を解くことが「目的」となってしまっては、本末転倒です。
「目的」は何かをしっかり見据え、完成度の高い勉強をしましょう。
《第6回》 PDCA
Posted by 進学会アルファ at 08:00
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