新年度を迎え、
「入塾個別相談会」へお越しになる方も増えてきました。
その際、「授業についていけるでしょうか?」という言葉をよく耳にします。
今回は、前回のブログでお約束した
「勉強する体力と練習」について、私なりの意見を書いてみたいと思います。
例えば、あるスポーツでオリンピック選手が行っている練習を素人の私が行っても同じ効果が得られないことは言うまでもありません。
技術的にできないことはもちろんなのですが、まず、その練習を行うだけの体力が私にはないからです。
それどころか、つらい練習に耐えられず、そのスポーツ自体が嫌いになったり、やる気が失せてしまったり、あるいはケガをしてしまうかもしれません。
中学受験を目指す子どもたちにとっても、まったくこれと同じことが言えると思います。
体力がある子どもは、いきなり猛勉強をすることもよいかもしれません。しかし、まだその体力がない子どもたちは、それを真似するのではなく、まず体力をつけることから始めるべきだと思います。
私が言う中学受験を目指す子どもたちにとっての体力とは、所謂運動でいうところの体力ではもちろんありません。
長時間授業を聴いたり、悩んだり、勉強し続けたりする気力のことを指しています。
これから中学受験を目指す子どもたちは、これを身に付けることを最優先するべきだと思います。
そうすれば、「ついていけない」などということはおそらくなくなるでしょう。そして、練習の一つひとつが効果のあるものとなっていくはずです。
最後に、空高く飛んでいる飛行機を羨ましく思い真似をしようとしても、助走なしでは飛び立つことすらできません。
今はしっかり助走して、やがて飛び立てば、羨ましく眺めていた飛行機よりももっと高いところを飛ぶことも不可能ではなくなるのではないでしょうか。
Posted by 進学会アルファ at 18:49
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