暗黙知を伝える!
いよいよ、今日から夏期講習が始まりました。
この夏期講習のテーマは平常授業でもそうなのですが、それ以上にしっかり、
「子どもたちに解かせるのではなく、子どもたちに数多くお手本を見せる。」です。
スポーツや音楽などを習う場合でも先生が実際にお手本を見せ、それを真似することで子どもたちは技術を習得していきます。
「基本は教えたからあとは自分で何とかしろ。」と授業とはかけ離れた難度の高いレベルの宿題を課せられたら、お手本なしで解くことは難しいです。
もし解けたとしても、それがもっともスマートな解法である保証はどこにもありません。
難度の高い問題を解くには、
「コツ」のようなものが必要です。
自転車の乗り方を初めて子どもに教えるとき、「左右に倒れないようにバランスを取りながら、ペダルをこぐんだ。」と言葉で教えるのは簡単です。しかし、その言葉だけで自転車に乗れるようになる子どもはほんの一握りしかいないはずです
。
言葉で伝えることができる知識を
「形式知」といい、言葉では伝えられない知識、先ほどの自転車の乗り方などのそれを
「暗黙知」といいます。
何かをするときの
「コツ」もこの
「暗黙知」に当たります。
この夏期講習での私自身のテーマは、この言葉で伝えることのできない
「暗黙知」をいかにうまく子どもたちに伝えるかということです。
言葉では伝えにくい
「コツ」を子どもたちに伝えるために、6年生では165時間という膨大な時間を夏期講習に充てていますが、それは仕方ありません。
「コツ」をつかむにはそれなりの時間が必要だからです。
子どもたち自身が解くのは、
「コツ」を学び終わってからです。
だから、ひとつでも多くの
「コツ」を早く学び取ってもらいたい。
今日から、”丁寧に易しく楽しく”子どもたちにできる限り多くのお手本を見せ、言葉で伝えることができないものを伝えることに私自身が全力を尽くします。
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◇ 成績アップ法 第1回 ◇
「勉強すれば、成績が上がる?」
Posted by 進学会アルファ at 21:07
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