”集中”がすべて!
”集中”を伴わない学習は、どれだけ行っても効果がありません。それどころか、悪い癖さえついてしまいます。
子どもたちが授業を受けているときの”集中力”は、実は保護者の方が想像されているそれとはかなりかけ離れているケースがほとんどです。
授業を受けて帰ってきたはずなのに、習ってきたことができない。塾でちゃんと授業を聴いてきたのかとたずねると、聴いてきたという。よくあるケースです。
エベレストに登ったことのない者には、その達成感、爽快感、またそれを手に入れるために費やした努力がどれほどか分からないように、授業をきちんと聴くという経験をしたことのない子どもに”授業を聴く”ということがどういうことなのかは分からないのです。
だから、何度子どもにちゃんと聴いていたのかとたずねても、子どもはその意味を誤認しているので、聴いていたと答えるのです。先生の声は耳に届いていたので自分は聴いていたと思い込んでいるのです。正しくは聞こえていただけなのに。
とはいっても、仕方のない一面もあります。それは多くの場合、子どもたちは問題の解き方は教わっても、授業の聴き方は教わっていないからです。
塾や学校では、授業中に騒いでいれば注意されるでしょうが、おとなしくしていれば、真剣に授業を聴いていなくても注意されることはほとんどないでしょう。
聴いているかどうかは自己責任と考えることもできるかもしれません。しかし、相手はまだ小学生。本当の意味でなぜ勉強しなければならないのかさえ分からない小学生です。
アルファでは、子どもたちに”授業を聴く”ことを教え、勉強に”集中”することを教えることにこだわります。そうしなければ、中学受験の世界はすでにそれを身に付けている一部の子どもたちの独壇場になってしまいます。
計算間違いが多いから、一日に何十問も計算ドリルで計算する。
一見、これで計算ミスが減るように思うかもしれませんが、一日にこんなに計算して、果たして”集中”して行っているでしょうか?
”集中”していなければ、かえって計算ミスを繰り返し、「計算ミスをする練習」をしていることにさえなります。
このような無意味なことをしている時間にも、ライバルたちはどんどん先に行ってしまっているのです。
”集中”を伴わない繰り返しのドリルほど、時間の無駄遣いはありません。
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昨年夏期講習から入塾した、まったく塾経験のない6年生の男の子が5ヵ月足らずで、金蘭千里中学にあっさり合格していきました。その子の”集中力”は目を見張るものがありました。
一年前の夏期講習のこの時点では、ツルカメ算さえ知らない、中学受験生としては最下位に位置していました。それが4年生、5年生から勉強し続けてきた何千人という子どもたちを一気にゴボウ抜きしたわけですから、”集中”を伴わない学習をしてきた子どもたちは簡単に追い抜かれるということをはっきり証明したことになりました。
また、一昨年には入試ちょうど100日前に、何が何でも関西第一中学校に行きたいと飛び込んできたお母様とお嬢様がいました。この子もまた塾経験のない子でした。勿論、ツルカメ算さえ知りません。
この短期間では無理だと思ったのですが、あまりの熱心さに引き受けたところ、この子も異常な”集中力”で、たった3カ月余りの勉強で合格を果たしたのです。一瞬の出来事でした。
”集中”を伴った学習が、異次元のパワーを秘めていることは間違いありません。
◇ 成績アップ法 第1回 ◇
「勉強すれば、成績が上がる?」
Posted by 進学会アルファ at 19:12
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